2015(平成27)年 日曜ワンダルマ坐禅会 山下良道(スダンマチャーラ比丘)
昨日の日曜坐禅会の法話です。普勧坐禅儀の前半部分を読みながら、十字架の上の死と復活の意味を、禅の文脈に当てはめました。やはり、世界のどんな宗教であっても、何かが死に、それとは別のなにかが復活するという文脈は確固としてあります。
さて、皆さまにお詫びがあります。
『本当の自分とつながる瞑想入門』のなか、P.11に、青空の瞑想体験者の声が集められていますが、そのうち(T.B)さんの以下のもの。
数年前の事故のフラッシュバックに悩まされていたのですが、瞑想を始めてフラッシュバック自体が起こらなくなりました。また、悪夢を見た時もその影響を受けず、すがすがしい気分で朝を迎えられるようになりました
これはT.Bさんが以前にFacebookでコメントされたものを、こちらで編集したものですが、T.B.さんに十分に確認と承諾なしに、本人の希望とは異なるかたちで掲載されました。
この本の編集作業をしている10月に、T.B.さんが接心参加のために一法庵に滞在していたので、しっかりと文書での確認作業を怠りました。これはすべて、私の怠慢とミスによるものです。T.B.さんに多大な不快な思いをさせてしまいました。こころからお詫び申し上げます。本当に申し訳ありませんでした。
ただ、昨日、T.B.さん、遠くからわざわざ一法庵の日曜坐禅会にいらしてくださったのです。坐禅会が始まるまえに、一法庵に入ってくるT.B.さんの姿をみて、とてもうれしかったです。法話の最初の部分で、今回の事実関係について説明し、直接お詫びしたところ、T.B.さんからご了承いただきました。有り難うございました。
先日お知らせしたように、初版が売り切れになりつつあるので、現在重版分を急ぎ印刷しています。来年1月には刷り上がり、アマゾンを初めとして、各地の書店に配本されるでしょう。どの本屋さんでも、新刊書コーナーの非常に良い場所に平積みになっていますので、まだまだゆくでしょう。
その重版のなかでT.B.さんの体験談に代わって、うつに苦しみながら、薬ではなく瞑想で改善しつつあるひとの以下のような経験をのせました。このかた、休職から予定より早く復職できるようです。瞑想が実際に役に立っているのを知るのはうれしいですね。
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