♦ 一法庵だより ♦

12/05/17 福島リトリートの詳細を発表します
 
鎌倉は美しい朝を迎えています。
 
以前よりずっとお知らせしてきた福島リトリートの詳細がようやくまとまりましたので、発表いたします。
 
まず福島リトリートがどういう流れで生まれて来たかを、もういちどおさらいしておきます。
 
私が不思議な縁で知り合った、トレンドマイクロの創業者であり会長であるスティーブ・チャンさんと、今年1月に台北のお宅で東北の現状について話し合っているときに、その最初のプランが生まれました。私が東北、特に福島のために何かしたいとスティーブさんに話すと、どんな活動でも全面的に協力、援助すると約束してくださいました。
 
その後、日本に戻り友人達とではどういう可能性があるかを検討してきました。やはり我々の援助方法は、福島でリトリートをやることではないか、という結論になりました。そのリトリートのなかで、我々がもっている「癒やしの技術」をすべて提供し、東北のかたがたに元気になってもらえたらというのが願いです。
 
ただ問題は勿論場所をどこにするかです。リトリートに相応しい場所がはたしてみつかるか?自然のなかで、20数名が宿泊でき、皆で坐禅ができる静かで大きな和室のある宿舎。なかなか難しい条件ですが、早速捜し始めました。福島の地図をグーグルマップでみると、交通の便がよくて、美しい自然があり、しかも宿泊施設が整っているところというと、裏磐梯に絞られてきました。
 
そのなかでも「日本で最も美しい村連合」に選ばれている北塩原村あたりがいいのでは?

 
早速友人の一人が調査を開始して下さいました。地元の観光協会にこちらの希望を伝えると、そういう目的なら桧原湖畔の早稲沢温泉、そのなかでも民宿湯流里さんなら、静かで別館に大きな和室があるという情報が入ってきました。友人が宿に直接電話すると、確かに条件も完璧なうえ、日程もうまくあい、しかもオーナーのかたがこちらの趣旨に賛同してくださりました。それならば、そこに決めましょうと、福島リトリートの話しがでてからわずか一週間で決まりました。
 
では、湯流里とはどういう場所かホームページをご覧ください。

いま福島でどういう思いで皆さんが生きているのか?オーナーの日記を読んでみました。
 
4月18日
人生で何が必要で何が必要でないかということを良く考えてみました。こんな時代ですからね。その結果大切なものは人との深いつながりだということではないかしらと思うにいたりました。この艱難にも普遍なるものは・・・・魂。流転するもののなかにあり不変なるもの。魂魄を輝かせることこそが一番の使命でしょう。輝きはいかにして生まれるかといえば魂との触れ合いにあれば、人とのつながりが一番重要ということになります。大切に思う人を心から応援し支えてゆきたいと思いました。

このかたは大学でインド文化を勉強されたそうです。どおりで、こちらのリトリートの趣旨を理解してくださったのですね。標高の高い早稲沢温泉付近では、我々が伺う6月上旬は山菜真っ盛りだどうです。メールでこう書いて下さいました。
 
その頃ですと、ワラビやウドも出始めて、道端で山菜採りができる季節です。散歩がてらにとって来ていただいた山菜を皆さんでいただくというそんなこともできると思います。
 
実は長寿健康食というテーマで、食事を作る時があります。なるべく自生している自然の食材を使って作っています。ご希望の食材をしていただければ楽しくお料理できると思います。
 
食による癒やしです。
 
そして湯流里のもうひとつの目玉は温泉です。70度で地中からわき出る源泉をうすめずにそのままひいてきているそうです。それを温度調整してはいるそうです。今回は温泉セラピーもできますね。
 
 
湯流里さんでは別館に18畳の和室があり、ここを坐禅堂に使います。小鳥と滝の音が聞こえる場所で、孤立しているので車の音もしないそうです。宿泊曜にの部屋の内訳は、八畳×3 六畳×6 四畳×1 だそうです。25人くらいまで受け入れられますね。
 
今回は「癒やし」がテーマですので、私が指導する瞑想以外にも、ルーパ・サイ・ヨーガの吾妻麗子先生によるヨーガクラスは勿論今回もあります。また友人の神尾佳道さんによる「むつう整体」の施術ももし希望されるならうけられます。湯流里近くの吾妻川沿いが最高のウォーキングメディテーションの道になるでしょう。森林浴セラピーですね。
 
というわけでまとめます。
  • 瞑想
  • ヨーガ
  • 整体
  • 温泉セラピー
  • 森林浴セラピー
  • 山菜料理 
以上の癒やしの要素がたっぷりはいった福島リトリートに是非ご参加ください。
 
この福島リトリートはトレンドマイクロのスティーブチャンさんからの援助を受けていますので、参加費用に関しては以下のようにします。
 
東北地方のかた(被災者で東北以外に疎開されているひとも含む)は、参加費は無料です。

東北地方以外のかたは、自己負担願います。参加費用は三泊四日で、三万円です。食事は込みです。
 
それでは今後の予定にある福島リトリートの詳細な案内を読まれた上で是非申し込まれてください。湯流里さんではなく、勿論、一法庵まで直接メールでお願いします。

どうぞよろしくお願いします。