♦ 一法庵だより ♦

12/03/11 青空へ!

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
お元気ですか。3月11日の朝をどうお迎えでしょうか。
 
先ほどヨーガクラス担当の吾妻麗子さんがフェイスブックに青空の写真を投稿されました。以下のコメントと一緒に。

 

大きな震災から一年が経ちましたね。感じるのは、それぞれが、大きな空からの視点に変わりつつあると言う事。いつまでも雲でいてはならない…。空でいれば、みんなが繋がっている。空でいよう。雲になったら、青空に戻ればいいのです…。shanti


横浜はこんなに晴れているようですが、鎌倉はまだ曇りです。天気予報によると午後までには晴れるでしょう。
今日、3月11日に静かに追悼したいかたは、午後一時から行われる一法庵の坐禅会に是非おいでください。海の近くですから、海岸での簡単な追悼法要もあります。そして坐禅のなかでこの青空の世界に帰りましょう。静寂のなかで、かたちがすべて壊れた後の「かたちのない世界」に触れて行きましょう。そこでしか、震災犠牲者と出会うことはできないから。あるいはそこではいつでも再会できるから。生も死もないところだから。

それでは今日の午後に。法話は「青空へ!」と題してお話しします。
 

♦ 一法庵だより ♦

12/02/27 一法庵のヨーガクラスが始まりました


こんにちは。

ご無沙汰しておりますが、お元気ですか。

今年の非常に重要なプロジェクトのひとつ。一法庵でのヨーガクラスがいよいよ始まりました。先週土曜日の午後2時から行われました。既に二回目です。

 

(畳の上でのヨーガが、なかなか好評です。特に最後のシャヴァアーサナで本当にゆったり出来るそうです)

毎週 土曜日 午後2時〜4時です。

4月からは、さらに毎週 水曜日 午後2時〜4時と、毎週 日曜日 午前10時〜12時の2クラスが加わります

講師をされるのは、我々の仲間の一人の吾妻麗子さんです。

吾妻さんは、インドのクヌールにいらっしゃるヨーガの先生のもとで、インドの正統的なヨーガを学んでこられました。シヴァナーンダ・ヨーガの流れです。いままで横浜・桜木町を中心に教えてこられましたが、今春より一法庵と横浜・保土谷公園の二カ所で教えられます。

吾妻さんは去年より一法庵の我々と一緒に仏教の瞑想も学んできています。そういうバックグラウンドのかたなので、「青空に触れる」瞑想状態に入って行くのに必要な「身体と呼吸とこころの整え方」を、ヨーガの伝統より明確に教えることができます。

去年12月は約一ヶ月間、私のインド訪問にも同行され、ディアパーク、ロナワラ、サンカシアなどでのリトリート、瞑想会に一緒に参加しました。そのときに、ご自分のなかでヨーガと仏教の瞑想が完全に融合されたようです。

これから吾妻さんが指導される一法庵のヨーガクラスは、「健康と美容」を主要な目的とするのではなく(結果としてそれらも達せられますが)、明確に「瞑想」を最重要な目的地に設定した、日本でも稀少なヨーガクラスになってゆくでしょう。

 

(私のインドでの法話会ではいつも近くに座ってくださり、心強かったです。何しろアウェイなので。私の右隣は、英語→ヒンディー語へと通訳してくれた、ウパナーンダ師。パーリ語の学僧。村の女性達のサリーが色鮮やかですね)

吾妻さんが主宰されるルーパ・サイ・ヨーガのサイトも一新されました。どうぞご覧ください。

ヨーガクラスの詳しい案内がのっていますのでそれを参考にしてください。ヨーガクラスに参加希望のかたは、一法庵ではなく、吾妻麗子先生に直接、メールにてお申し込みください。瞑想より場所が必要なヨーガですので、定員は約10名とさせていただきます。要予約です。

ご覧になればおわかりのように、一法庵のサイトと姉妹関係になっています。それもそのはず、一法庵のサイトを作ったチームで構築しました。同じくワードプレスというソフトが使われています。ヘッダーにはインドと稲村ヶ崎の写真が使われています。

私もこれまで二回、吾妻さんのヨーガクラスに参加させていただきました。その結論は、我々の唯一の弱点をヨーガがみごとにカバー、補強してくれるということです。つまり瞑想を始める前に、身体、呼吸をまず整えるという準備をみごとにヨーガがしてくれるのです。他にもその方法は勿論あるでしょうが、やはりこのインドの何千年の叡智と経験がつまったものにはかないません。私も吾妻さんのクラスにこれから週に三回出席してゆくだけでもう身体のケアは充分な気がしています。

 

(去年の12月に、ニューデリーのシヴァナーンダ・ヨーガセンターを訪ねたときの吾妻さん。そこのドロップイン・クラスに参加しました。日本のクラスで自分が教えている内容とまったく一緒だったので自信を深めたそうです)

吾妻さんのヨーガクラスが加わることによって、一法庵の弱点が完全に補強されました。有り難いことです。そして何よりもヨーガだと瞑想よりはるかに広い範囲の人にまでアプローチできるという点もすごいですね。吾妻さんと一緒にヨーガクラスの告知、宣伝をいましているのですが、皆さんの反応のなんといいこと。

そして最新ニュース!吾妻さんは東京でもヨーガクラスをやることになりました。ご承知のように我々は月に一回、池袋の勤労福祉会館で「新しい地球の会」をやっています。日曜の午後1時からですが、その日の午前中に、吾妻さんのヨーガクラスが同じ勤労福祉会館にて開かれることになりました。午前10時〜12時。4月1日(日曜)から始まります。東京近辺のかた是非ご参加ください。詳細はまた後ほど、発表します。

これで日曜日はいつも、鎌倉でも池袋でも、午前10時からヨーガクラス、午後1時から瞑想会となりました。フルコースですよ!

それでは、どうぞ今後とも、一法庵のヨーガクラスをよろしくお願いします。ふるってご参加ください。

♦ 一法庵だより ♦

12/02/10 一法庵の新しいスタート


親愛的法友
 
大家好!
 
皆さま、お変わりございませんか。
 
いま一法庵では「大きな手術」が進行中です。非常に順調です。既にたくさんのポジティブな結果がでています。いくつか箇条書きにあげてゆきましょう。
 
ー インドの一ヶ月は、いつもの二ヶ月滞在していたときと同じだけの成果をあげることができました。ただ非常に体力を消費して、最後に体調不良に苦しみましたが、それでもスケジュールはすべてこなすことができました。
 
ー つづく台湾では、いつものケリーさんのグループにより、今年は台中という台湾の真ん中のところで非常に充実した接心ができました。台湾での接心というのは、完全に根付きました。
 
ー また、台北で昨年もお会いしたスティーブ・チャン氏とも再びお会いすることができました。スティーブさんがいま花蓮市に建設中のリトリートセンターを、実際に訪問することができました。ここから何かが始まることは確かです。
 
ー そしてそのスティーブさんによって勇気づけられて、今年からいよいよ「被災地支援」が本格的にスタートします。もうじき詳細が発表できますが、6月に福島県の裏磐梯の早稲沢温泉の民宿を舞台に、「福島リトリート」がほぼ決まりました。詳細の発表をお待ち下さい。
 
ー 1月の末に京都、名古屋にゆきましたが、昨年に続き二ヶ月に一回はこの二つの町を訪ねることになります。そして今年は、宿泊する接心も予定しています。京都は3月17日より四泊五日。名古屋は4月27日より二泊三日です。これも詳細は近々発表します。
 
ー 鎌倉の一法庵においても、新しい企画は始まります。ヨーガですよ!いままで横浜を中心に教えていらしたルーパ・サイ・ヨーガの吾妻麗子先生によるヨーガクラスが始まります。2月18日(土曜)の午後二時より、毎週土曜午後。さらに4月からは、水曜午後、日曜午前のクラスも発足します。これも詳細は別に発表します。
 
ー そしていうまでもなく、ようやくこの一法庵の新しいサイトもようやく軌道にのってきました。数人の人たちによって丁寧に綿密にそして強固に作られてきました。勉強会をしていただき、私もようやく更新のしかたがわかってきましので、これから色々なものを発表してゆきます。ご期待ください。
 
ー 最後にポッドキャスト。昨年まったく新しくしましたが、お陰様で非常に好評です。iTunesストアーの「今日のTop宗教&スピリチュアルPodcast」の上位に常に位置しています。いまチェックすると第二位になっていますね。これから毎週、アップしてゆきますのでどうぞよろしくお願いします。
 
ー さらに、一法庵の庭の整備もいよいよ始まります。昨秋ボランティアに来て頂き、すっかりきれいになったので、花やハーブを植えてゆきたく思っています。
それと一法庵の裏にふたつ物置が既にあるのですが、すっかりさびてしまっているのでそれを新しくして、収納スペースを広くとりたいと思っています。
 
ー あとは、ずっと気がかりでいるのは「出版」ですね。皆さまのおかげで文章化した法話は、もう大量にあるので、如何にそれを「読みやすいかたち」にしてゆくかです。正式な出版社からの紙の本にするか?iBook Authorなどを使って電子書籍にするか?小冊子を自分たちで印刷するか?まあ、皆さんの意見を聞きながら進めてゆきます。
 
どうしても、届けたい「コンテンツ」はもう山ほど手元にある。それを誰に向かって、どうやって届けてゆくかですね。工夫のしどころです。
 
はい、明日からは「涅槃会接心」です。男女とも超満員になりそうです。昼間だけの参加のひとも、どうぞおいでください。予約はいりません。ただ昼食の準備があるので、昼食に参加するひとはメールをください。
 
それでは、随分遅くなりましたが、今年もよろしくお願いします。今年は辰年ですね。龍のように天に一気に登ってゆきましょう。画龍にとうとう点睛が入ったのですから、本当にここから先はもう「一気」ですね。
 
それではまた。
 
                    with Bodhicitta
 
                                                        一法良道    Sudhammacara Bhikkhu